UXセミナーに参加いたしました

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たまたまの田町で素晴らしいセミナーに出合いました

東京「田町」でUXセミナーが開催されるとのことで、早速参加させていただきました。 実は当日、お打ち合わせで「田町」に行く予定でしたので、その翌日にこのセミナーがあることを知り、迷わず申込みました。ですので、参加は全くの偶然でした。

 

講師は株式会社ベイジの代表、枌谷氏で、恥ずかしながらこの時初めてWEB制作で有名な方と知りました。

 

「UX」は、最近WEB制作で重要視されていますが、グラフィックデザインやコンサルティングの世界では、当たり前のように考えられていたものだと思います。ただ、ではきちんと出来ているのか?と問われますと、検証や数字化はしてはいなかったとも思いました。

 

今回のセミナーでは、当たり前のことではありますが「きちんと検証し、積み上げて、会社のノウハウにしていく」大切さも学びました。また、枌谷氏の豊富な実績だからこそ伝わる説得力で、クライアントの要望や目の前の課題で方向性をすぐに変えてしまうのではなく、最初の分析を信じてやっていくことの重要性を強く感じる結果となりました。

力あるデザイナーは数字検証ではなく直感で実践

ところで、私自信ずいぶん以前に、店内全体のデザイン制作をしたことがあります。その際に重要視しましたのは「顧客行動を想定したデザイン」です。

 

これがまさに「UX」ではありますが、とくに数字分析などは行わず、店舗スタッフや店舗設計デザイナー、ファッションデザイナーと話し合いながら店舗内デザインを決定したものです。

 

このUXの概念について、他のグラフィックデザイナーの方にお話をお聞きしたところ、長年第一線で活躍しているデザイナーは、クライアントの要望や本来の目的、今までの課題点を聞いて、エンドユーザーの起こす行動やアクションを想定したものでデザインを作ることができるのではないか、というお話になりました。

 

その際は、にわかには信じがたく、やはり数字や分析が必須ではないかとも感じましたが、今になっては、それらを全て「経験と発想力」でカバーしていたのではとも思い、デザイナーとしての能力の高さを痛感しました。

 

またもしかしたら、ユーザー行動を想定するのではなく、ユーザーをそのように行動させる力がデザイナーにはあるのかもしれないとも感じました。

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